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2017年12月19日 (火)

師走の感覚-2017

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今年もあと十日余りとなり、思い返せば実に奇妙な感覚にとらわれた年だった。
初夏のあたりから始まった”それ”は、いつも何かしらソワソワしているような、気分的に落ち着かないような感覚と、単なる思いつきによる自分の行動の事。例えば、もう何年も触れた事のない釣りの道具をひっぱり出してきて、目的の仕様の道具を買い足すといきなり釣りを始めてみたり、長年通った散髪屋を何の理由もなく変えてしまったりと言った具合だ。
一つの物事を行いながらそれに集中する事なく、頭では何かしら別の事を考えていて、今度は急にそっちにスイッチしてしまったりなどは、もういつもの事になってしまっていた。自分の言動に対して、もう一人の自分が違和感を感じる。そんないつもとは違う自分に困惑するのに慣れてくると、こんどはこれからどうなって行くのだろうという一抹の不安がよぎったりしてしまう。

  
あれは十一月の事だった。
ラヂオから不意に流れて来たのは、今年の僕と酷似した体験を語る占いか何かの対談だった。僕は昔から占いなんてハナから信じてないし、何かの片隅に出ていても読もうともしない。初めはそんなバカなと思って聴いていたのだけど、どうやら今年のおかしな自分の行動はこれで説明がつくのかも知れないと思い、さっそくⅤ星Ⅲ心とやらの本を註文した。程なく届いたその本を読み解きながら、今年の自分と照らし合わせてみると妙に納得してしまった。どうやら今年は来年の裏運気とかいうのに傾いていく不安定な年で、吉凶入り乱れるために良く起こることだと書いてあった。来年は完全に裏返るので安定するとあったけれど、今年のようないつもとは違う自分は収まってくれるのだろうか。
もしもそうだったならいままでの”そんな事は絶対あるものか!”派から、”この広い世の中、そんな事もまぁあるのかもな”派にスイッチするかも知れない。今年も残りわずかとなり、その乱気とやらの呪縛が少しずつ薄らいできているのだろうか。それが証拠に今年は更新するのに気が進まなくて仕方がなかったこのブログを今こうして書けている。
嗚呼・・・そんな事を思いつく自体が、もはやあの本に洗脳されているのかも知れないのだけど。

 

***

 

師走も半分を過ぎれば一段と気ぜわしさが加速するような気がする。
僕の場合は頭の中だけでアレもコレもと考えているだけで行動が伴わないから、事態は一向に改善する事もなく、ただ気持ちだけが焦っている。先週の事、クリスマスのデコレーションを買ってきたという知人親子と会った。年中組である彼の息子は僕のだいぶ白くなってきたヒゲを見ながらサンタは本当に居るのかと訊いてきた。そんな事を急に聞かれると彼の純真な目を見て急にドギマギしてしまう。すかさず知人が『もうちゃんとミニカーのおもちゃをお願いしたんだもんなぁ~』とフォローしてくれたので、そうだ、きっと今頃そのプレゼントを一生懸命探しているから、ちゃんとクリスマスには届くからな・・・と話して別れた。
帰りのクルマの中で先ほどのこのやりとりがずっと心に残っていた。
彼はサンタの存在自体を僕に聞いてきたのに、僕はそれを明確には答えられなかったから。まぁ、遅かれ早かれ小学校に上がれば友達同士の会話できっとその答えが出ることだろう。
それからまたうんと年月が流れ、今度はその子が知人のようになるに違いない。

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The Christmas Waltz

 

 

 

 

 

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