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2016年7月15日 (金)

海の日間近 に想ふこと

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僕は内陸(盆地)に住んでいるからときどき海を見たいという衝動に駆られてしまう。
その衝動は最近ご無沙汰していた人に会いたいという気持ちにも似ているし、懐かしい場所に帰りたいというものにも近い。日常の生活でそんな事をいつも思っているわけではないけれど、時折フッと胸をかすめるそんな感情はちょうど満ち潮が遠くからゆっくりと時間をかけて海岸を満たすように心の中に蓄積されてゆく。

 

それがここ最近は夢にまで出てくるようになっていた。
例年ならば前半の半年で3回は出かけているのに、今年は一度も海と会っていない。いや待てよ、よくよく考えてみると次男から行きたいと言われた加茂水族館を目指し、4月に海岸沿いの国道を駆け抜けていたことを思いだした。あの時は天気も悪くクルマを停めて海岸に下りる事もなかったから、海に関する記憶-2016からきれいに抜け落ちていたのかも知れない。昨年秋の琵琶湖や柿田川でも書いたけれど、海はもちろん大きな湖や河に出会うとその水に触れてみたいという悪癖があり、同行者が居る時などは結構くやしい思いもしたりする。
僕にとって”海に行った”という事は、潮風に体を晒しながら砂浜を歩いてみたり、海水に触れたり、時には味見をして46億年という悠久時間の中で太古の海へと思いを馳せてみるという事なのかも知れない。海水浴やサーフィンは若い人達に任せるとして、寒い季節でなければ素足で海に入ってみるというのも僕にとっては楽しい遊び。波打ち際に立って波が引いてゆくときのあの倒れそうな、浮かびそうな不思議な足裏の感覚は僕にとっては幾つになっても楽しいものらしい。
そんな訳で僕の海への欲求不満は日々高まるばかりなのだけど、肝心の海の日も他の用事でもう2ヶ月前からロックされている。予定表を見る限り海との再会が叶うのは人影もまばらになった8月末の初秋の海のようだ。

 

 

この星を地球と呼ぶには 相応しくない
どうみても海球なのは明らかなのに
アーサー・チャールズ・クラーク       -

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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