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2015年11月13日 (金)

1,000哩の非日常 (2/4)  南の繁華街へ

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僕は日程さえ許せば国内の移動手段は On the Rail よりも On the Road を好むタイプ。
理由は三つあって、その一つはレールは外れることは出来ないけれど、道路ならばすべてが繋がっているから自由に外れたり戻ることができること。二つ目はダイヤや乗継の待ち合わせがないから、目的地に行き暮れるのは自己責任にしても時間的な自由度が高いこと。
そして若い頃はサーキットも走っていたように昔から運転するのは苦ではないし、運転というよりも両手足を使って操るというあの感覚が好きなのかも知れない。

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僕がこの日の宿に名古屋を選んだ理由は、中京最大都市の繁華街を歩いてみたかったから。
こんな事を書いてしまうと僕が豪い呑兵衛のように聞こえるかも知れないけれど、本当の目的は『夜のオアシス21』だ。金沢からだと名古屋も京都も同じ距離だから、ひょっとしたら今回のタイトルは”南の古都へ”になっていたかも知れない。それも良かったのだろうけれど確保した日程も伸ばせなかったし、翌日の予定を考えればこの日のうちにいくらでもベクトルを東に振っておきたかった、というのも名古屋を選んだ理由だった。
         
名古屋へのルートは世界遺産の白川郷を通る東海北陸自動車道と、もう少し西寄りの北陸自動車道~名神高速道の2つがある。
白川郷には白山白川郷ホワイトロードがあるし、琵琶湖の近くには伊吹山ドライブウェイがあって、両方とも僕の大好きなワインディングロードがもれなく付いてくる好条件だ。どちらを通るかはまさに天気次第の気ままな旅だけど、夜明けの近江市場で初めての挨拶を交わした当日の好天は敦賀湾と琵琶湖をかすめる西寄りのルートを勧めてくれた。

 

  
首都高のあのややこしいランプは別にしても、高速道路は最も安全な道路だと思っている。
当たり前の事だけど対向車がある訳でもなく、交差点や歩行者や信号もない。加速や減速のあまりない定速で走る事ができて、ハンドルの操作もほとんど5度以内で済んでしまう快適性をもっている。反面僕の性分からすれば一番つまらないのがこの道路で、この時ばかりは自動運転は実現すれば素晴らしい技術だなと思ってしまう。右手足だけが僅かに仕事をしているこの時間は、周囲に広く浅く注意を払いながらのんびりと景色を眺められる半休憩の時間だったりもする。
   
左側に伊吹山と思しき山容が見えて来た頃、いきなり右側に姿を現したのが琵琶湖だった。
先ほど山間から見えた敦賀湾とは比較にならないその大きさは、京都側の対岸が見えないほどのもの。この日本最大の湖を目にして是非とも琵琶湖の水に触れてみたいと思うのがいつもの悪い癖。あと数分で米原J・Cから名神に入る予定だったけれどその直前にインターがあったのは幸運だった。
思いがけず琵琶湖の大きさに圧倒されその岸部に立ち湖水に触れてみる。
その水の美しさの秘密と詳細について初めて知ったのは帰ってからのぞいたWebだった。

   
それから伊吹山と二時間ほど過ごし、繁華街の真ん中にある宿に着いたのはまだ日没前のこと。

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