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2014年3月20日 (木)

煌めくみなも

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このみずうみは裏磐梯の三湖では一番ちっちゃな湖。
一番大きな湖である桧原湖は、周囲の約八割が外周道路に面しているから、容易に湖の様々な表情を愉しむ事が出来る。二番目に大きな秋元湖はほんの一割程しか道路に面していなくて、地形の関係であとは高い所からしか湖の表情を伺い知れない。ちょうどその中間地点にあるこの小野川湖は、その大きさからわりと僕にはローカルなイメージがあって、周囲の地形の特色からときおり美しい表情を見せてくれる。この奥には大きなスキーリゾートホテルがあるので、この道路は通年通ることができるし、名水百選に選定された小野川湧水として有名な百貫清水を源流とする美しい湖だ。

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日本の春という季節には”水温む”という独特の表現がある。
多くの人たちが雪融けや気温の上昇に春の兆しを見出すなかで、この人はちゃんと水も見ていた。こんな粋な表現を思い出すとなぜか昔聞いた童謡が心に浮かんでしまう。♪はぁるの小川はサラサラゆくよ♪ とか ♪春のうららの隅田川♪ とか・・・
僕は東京に住んでいる訳ではないのだけど、昔から隅田川にはものすごい愛着を覚えていた。それは一昨年に亡くなった叔父と、いまでも背筋をシャキッと伸ばして生活している叔母の目の前を流れている河だから。そんな童謡を思い出して心に浮かんでくるのは、子供の頃に見たその隅田川という大きな河の煌めきだった。
これは昨年の春の事。僕の街から直線距離で22kmしか離れていないこの場所で、夕暮れ近くに春の陽ざしがもたらしてくれた、本当に稀がつくほどの僥倖だった。このみなもの煌めきの美しさはその4倍程の距離となる暗くて孤独な道のりで、退屈しないほどの記憶を蘇らせてくれた。



水の影     by   小野 リサ
  

  
この曲は松任谷由実のもの
淡々と歌う原曲も良かったけれど、柔らかな水の流れのように
Bossaで少しアンニュイに歌う彼女の歌声もいいものだ・・・

時は川
昨日は岸辺
人はみなゴンドラに乗り
いつか離れて
思い出に手をふるの・・・

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