« 10㎜というパースペクティブの視界 (北の街へ 2/3 )  | トップページ | 水平線までの距離感 (北の街へ 3/3 ) »

2012年10月 1日 (月)

月の見えない十五夜の夜に、酔っぱらっておもふ事

1210011  
今年はあいにく台風の影響で実際には観ることは叶わなかった。
でも運良く台風一過となった限られた地方の人達や、国際線の機上の人々、宇宙ステーションの”希望”に乗り組んでいる星出氏も、きっと日本人だからこそわかる素晴らしい十五夜を観賞できた事だろう。

***

僕なりの感覚では満月を愉しむには、周囲の空に明るさがまだ残る、東の空に昇ったばかりの月が一番美しい気がする。
しばらく時間が経って高度と明るさを増した月は直接見ると、けっこうな眩しさを感じてしまう。昔なにかで読んだのだけれど、平安貴族も観月の宴や舟遊びと称して、杯や揺れる水面に月を映して愉しんでいたようである。これは実に粋な遊びだったのではないだろうか。これならばあまり満月にこだわる必要もないようだ。けれどもその分僕は杯の中身にものすごくこだわりそうだけど。

***

十五夜と言えば満月というイメージがあるかもしれないけれども、厳格な満月と重なるのはそうはないことだ。
今夜の十五夜は昨年と2年連続で満月と重なった年だった。暦の月が美しければ満月であろうとどうでも良い事なのだけれど、天文学が好きな僕はいつもこんなことをフト気にしてしまう。それに僕なりには酔っぱらってしまう都合上、明日は休日とか・・・曜日との折り合いも必要なわけで、だから今年の十五夜は期待していたステキな満月なのだった。

昔はWebなどという環境はなかったから、いつもちょうど今頃に来年度の『天文年鑑』という本を購入していた。
それがなければ来年に起こる天文的なショー、(出来事)がさっぱり分からない訳で、前日や当日に新聞・テレビで公表されてもなぁ~と続けていたのだけど、いつしかWebの普及でそれも必要としなくなってしまっていた。けれどもメディアやWebが伝えるニュースという受動的なソースでは間近に迫ったひと月とか、半月先の事で予定が立たない。さりとて”検索”という能動的な情報ソースに切り替えても、例えば”星食”などというそのキーワードが思いつかなければまったく役に立たないのだった。だから今ではあまり見かけなくなった、一年を一目で見渡せる大きなカレンダーのような天文年鑑。最近ではそのWeb版を見つけてそれで一年の大まかなイベントを把握できるのは実にありがたい。
  
  

< bossa nova on G    宮本文昭 >

彼は僕が好きなオーボエ奏者で、かれこれもう20年ほど前から聴いている。
これは多くのご諸兄もご存じのG線上のアリアという名曲で、数多くのアーティストが演奏してる。
なぜかこの月(絵)を眺めていたら
ときどき虫の音とリンクする彼のオーボエが聴きたくなった。

あと少ししてこの水平線から昇るのも、きっと満月にちがいないと思いながら・・・
娘である宮本笑里(えみり)のこれからの成長も実に楽しみだ。

  
  
  
    
   
  
  
  
  

|

« 10㎜というパースペクティブの視界 (北の街へ 2/3 )  | トップページ | 水平線までの距離感 (北の街へ 3/3 ) »

seasons (季節)」カテゴリの記事