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2011年12月 8日 (木)

遅いランチ

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所用の帰りに看板を見つけてふらっとよったカフェ・レストラン。
昼メシの時間としてはだいぶ遅く午後2時をまわっていた。たぶん空腹感のせいだろうか、ひどい孤独感を引きずって店のドアを開けた。そして入口近くのあまり明るくない、小さなテーブルの椅子を引こうとすると、主人が奥の席をすすめてくれた。目をやるとそれはお一人様の僕にとって大広間のように広すぎる6人掛の席だった。一人だからと断ったのだが、客の途切れる時間帯だったのだろうか、景色が良いので是非にと二度ほどうながされて、本当はあまり気のりしなかったがせっかくなのでその席に着いた。奥のエリアにはふた組の先客がいた。
   
なるほど、先ほどのカウンター横の小さな席に比べたら段違いに明るく開放的で、窓の外にはとがった教会の屋根やヒマラヤスギの木々が見える。一人ぽっちの寂しいランチの話相手は、主人の言った通りに窓から見えるこのなかなか見晴らしのよい景色だった。
   
   

< and that's that を聴きながら >

  

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< 倖せへの門出  Wedding Ⅰ >
福島県耶麻郡猪苗代町

   
   
程なくパスタをフォークに巻いて口に運んでいると、少しづつ気分がやわらいできた。
僕という人間は実にげんきんなもので、たぶん空腹感で増幅されていたであろう孤独感はもうどこへやらだ。ようやくゆとりを取り戻した僕の耳に、特に意識をしなくても入ってくる彼らの会話のトーンは幸せに満ち溢れていた。そんな中で流れていたのはさり気ないオーケストラ中を、踊りながら他のパートと会話しているピアノ。それは僕の大好きなカウント・ベイシーなのだが、お二人様の空間には特に必要なさそうだ。
   
ほど良く上昇した血糖値と彼らの楽しそうな会話と笑い声。そこに控えめに流れている”C・B”のコレクションは、この席についた時の少し沈んでいた僕を十分にしあわせな気分にしてくれた。



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< 倖せへの門出  Wedding Ⅱ >
宮城県仙台市

  
  

僕は今までキリスト教式のウェディングに参列したことはない。
それよりも、縁がなかったというのが正解なのだろう。(なぜならば僕の友人・知人にはクリスチャンがいなかっただけなのだが)式の形態はどうあれすべてのカップルに、倖せ(逢うべき人と出逢える事)になってほしいものである。

そんなお二人さんたちがもう既に倖である事を願いながら、僕はひと足先に席を立った。










   

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