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2010年12月 9日 (木)

蒼の回廊

  

もうだいぶ昔(7~8年前)の事になるが、この街で三年ほど暮したことがある。
そこは地下鉄仙台駅から南へ三つ目、『河原町』と言う駅からほど近い閑静な広瀬川沿いの小さなapartmentだった。
それまでも、そして今の環境もそうであるが、昔から川面を見て育ってきた記憶のせいか、川のすぐ傍であるその部屋に何故か妙に魅かれてしまった。


その頃も含めて、何度かここを訪れた事があるが、このアリスの庭園の壁面ガラスに写る Le Grand Bleu は初めて目にする光景だ。それは冬の太平洋側独特の澄んだ美しい青いそらと、ミラーガラスによって青味の成分がブーストされて映しだされた、まさに蒼の回廊だった。Blue_corridor

< アリスの庭 >
< 宮城県仙台市 >

特に意識していたわけではないが、そういえばいつも此処に来るのは定禅寺通りに欅の葉が舞い始める頃の、寒い時期にからに限られていたような気がする。そうもうすぐ光のページェントにあかりが灯り始めるころである。

それは、再び夢の中のでのストーリーだった。
僕はこんど何故かチョッキを着た例の白うさぎになっていた。突然アリスの前に現れ、再び懐中時計で彼女を子供時代に迷い込んだ不思議な世界へと連れ込む役柄である。結局アリスは現れず、しびれを切らしたいかれ帽子屋にチョッキをはぎ取られ、チェシャ猫には懐中時計を取られるはで、冬のこの寒空に散々な目に遭ってしまった。    おしまい・・・

White_rabbit_2

最近、外部のリンクより偶然ここに迷い込まれた方はご存じないと思うが、
夏頃にも夢現で見た懐かしい風景 ( ノスタルジックストーリー ) 2010-08 の記憶が甦る。


そういえば昨年も年末近くに何故か、ブルー ( blue )が気になっていた。冬を迎えて時雨れる事の多いこの場所で生活していると、自分自身が一番、澄んだ蒼いそらに飢えているのかもしれない。 ( blue++ ) 2010-01

    

   

    

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